ユキヒョウ3匹が新型コロナ陽性、動物の感染確認は6種目 米
(CNN) 米農務省動植物検疫局は11日、ケンタッキー州ルイビルの動物園でユキヒョウ3匹が新型コロナウイルスの陽性反応を示したことを明らかにした。人間と接触した動物の感染が確認されるのは6種目。
3匹の内訳はオス2匹とメス1匹で、メスの感染が最初に確認された。ルイビル動物園の責任者によると、3匹とも症状は軽く、全快が見込まれている。
農務省動物検疫局によると、動物園は予防措置を講じていたものの、無症状の職員からユキヒョウに感染した可能性が高いという。
新型コロナウイルスは主に人間の間で広まるため、ユキヒョウその他の動物から人間に感染する重大なリスクはないとみられる。
人間と接触した動物で最初に感染が確認されたのは米ブロンクス動物園のマレートラで、4月に陽性反応を示した。この動物園では4月末までに、トラとライオン合わせて8匹が検査で陽性と判定された。
米疾病対策センター(CDC)によると、米国では少数ながら犬や猫の感染が確認されている。大半の動物は感染しても死に至らないが、集団感染が発生した米国内外の毛皮農場ではミンク数千匹が死んだ例もある。