旅客機離陸の直前、翼によじ登った男を拘束 米ラスベガス
(CNN) 米ネバダ州ラスベガスのマッカラン国際空港で12日、離陸準備中のアラスカ航空機の翼によじ登り、歩き回るなどした男が拘束された。
アラスカ航空の発表によると、同機がオレゴン州ポートランドへ向けて出発する直前、機体に近づいてくる男の姿に操縦士が気付き、管制塔に報告した。
空港の報道担当者によると、地元警察と空港当局者らが男の身柄を確保した。
男が空港のフェンスを乗り越える姿を、空港職員が目撃していたという。
乗客が撮影したビデオには、男が翼の上で座ったり歩き回ったりする姿が映っている。さらに靴とソックスを脱いで、翼の端の跳ね上がった板に登ろうとしたところへ、警官らが近付いた。男は板を滑り降り、滑走路に落下した。
翼に座り込んだ男の様子を撮影した動画のひとこま/Brooke Knight
同担当者によると、警官らは男を拘束し、医療機関へ運んだ。
機体はゲートに引き返し、点検を済ませたうえで、予定より4時間以上遅れた午後5時前に出発した。