トランプ氏、新たに26人恩赦 ストーン氏やマナフォート氏に娘婿の父親も

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(左から)ロジャー・ストーン氏、ポール・マナフォート氏、チャールズ・クシュナー氏/Getty Images/AP

(左から)ロジャー・ストーン氏、ポール・マナフォート氏、チャールズ・クシュナー氏/Getty Images/AP

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は23日夕、新たに26人の恩赦を発表した。対象者には長年の盟友ロジャー・ストーン氏やポール・マナフォート元選対本部長、娘婿クシュナー上級顧問の父親であるチャールズ・クシュナー氏らが含まれる。

トランプ氏はこのところ、自身に忠実な人物や人脈の広い人物、自らの家族に近い人物の刑を相次ぎ減免している。大統領は任期の終盤に物議をかもす恩赦を与えるのが常だが、トランプ氏は歴代大統領に比べてペースが早いとみられる。

今回恩赦を与えられたマナフォート氏とストーン氏は、ロシア疑惑に絡みマラー特別検察官に起訴されて公判にかけられ、複数の罪状で有罪を言い渡された。

マナフォート氏は現在自宅軟禁中。捜査で罪を認め、いったんはマラー氏への協力に同意したものの、検察に対し虚偽の供述を行った。銀行詐欺や脱税などの罪で収監され、2年近く刑務所で服役した後、新型コロナウイルスの流行を受けて釈放された。

ストーン氏はトランプ氏を守るために議会で偽証し、その後一度も捜査に協力しなかった。議会調査を妨害した罪や証人脅迫の罪で実刑判決を受けたものの、今年7月、収監数日前にトランプ氏から禁錮刑を免除された。

一方、チャールズ・クシュナー氏は2000年代前半、当時ニュージャージー州の連邦検事を務めていたクリス・クリスティー氏によって脱税や証人操作、違法な選挙献金の罪で起訴された。最終的には有罪を認めている。

トランプ氏は前日22日には、トランプ陣営の元外交顧問ジョージ・パパドプロス氏や元連邦議員のクリス・コリンズ氏、イラクで大量殺害に関与した米民間軍事会社ブラックウォーターの警備員4人らの恩赦を発表していた。

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