ケリー元大統領補佐官、修正25条発動によるトランプ氏罷免を支持

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トランプ氏とホワイトハウスでの説明会に出席したジョン・ケリー氏=2017年10月5日、米ワシントンDC/Andrew Harrer/Pool/Getty Images

トランプ氏とホワイトハウスでの説明会に出席したジョン・ケリー氏=2017年10月5日、米ワシントンDC/Andrew Harrer/Pool/Getty Images

ワシントン(CNN) ジョン・ケリー元米大統領首席補佐官は7日、自身がトランプ政権の閣僚であれば、大統領の罷免(ひめん)を目的に憲法修正25条を発動することを支持するだろうとの認識を示した。

ケリー氏はCNNの番組で、司会者から今も閣僚の一員であれば修正25条の発動を支持するかと問われ、「そうする」と答えた。

ケリー氏は2019年1月にホワイトハウスを去って以降、何度かトランプ氏を批判してきた。トランプ氏を支持する暴徒が連邦議会議事堂に乱入した6日の事件を受け、議会では民主・共和両党の議員から、弾劾(だんがい)または修正25条の発動を通じた大統領の罷免を求める声が強まっている。

6日の暴動の余波が続く中、ケリー氏の今回の発言は、ホワイトハウスの元メンバーによる最も厳しいトランプ氏批判の一つになった。修正25条を発動するためには、トランプ氏による「職務上の権限や責務の遂行」が不可能になったことを理由に、ペンス副大統領と過半数の閣僚が罷免に賛成する必要がある。

ケリー氏は「それが実際に起きるとは思わないが、閣僚たちは閣議を開いて協議すべきだと思う」と指摘。理由として、6日を含めたここ数週間~数カ月のトランプ氏の行動が「言語道断」であることを挙げた。

そのうえで「きのう連邦議会で起きた出来事は、トランプ氏がうそや欺瞞(ぎまん)で国民の心を毒したことの直接の結果だ」との見方を示した。

ケリー氏はまた、暴力が展開する光景に「恐ろしくなった」とも語り、「連邦議会の光景は信じられなかった。率直にいって大統領の言動にはまったく驚かなかったが、彼ら(トランプ氏を支持する暴徒)が人々の家を襲って損害を与え、全国民に醜態をさらしたことには非常に驚いた」としている。

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