米司法省、議会乱入で数百人を捜査へ 重罪容疑も

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米議会乱入事件をめぐり、司法省が捜査の詳細を明らかにした/Tasos Katopodis/Getty Images

米議会乱入事件をめぐり、司法省が捜査の詳細を明らかにした/Tasos Katopodis/Getty Images

ワシントン(CNN) 米司法省は12日、連邦議会議事堂への乱入事件をめぐる捜査状況の詳細を初めて明らかにした。捜査対象は数百人に及ぶ見通しだという。

首都ワシントン連邦地検のシャーウィン検事正代行が記者会見で語ったところによると、すでに議事堂内外にいた170人以上の捜査に着手し、70人以上を起訴した。捜査は数週間にわたる見通しで、起訴される被告も数百人に増えることが予想される。

罪状には扇動や共謀など、最大で禁錮20年の刑に相当する重罪も含まれるという。

シャーウィン氏によると、司法省は特に警官と取っ組み合いになった乱入者らを重点的に調べている。同氏は「議事堂内部で何が起きたか、今後はっきりと分かってくる。一部のひどい応酬に人々は衝撃を受けることだろう」と語った。

同氏はまた、乱入者の一部が報道関係者を狙って襲撃したことを指摘し、こうした行為についても専任の検事チームを設けていると説明した。

会見に同席した連邦捜査局(FBI)高官によると、FBIは事件当日に共和、民主両党の全国委員会本部にパイプ爆弾を仕掛けた人物またはグループに関する情報を集めている。爆弾は本物で、タイマーが付いていた。「どうして爆発に至らなかったのか、正確な理由は分からない」という。

同高官はさらに、FBIが乱入者らを、旅客機への搭乗を禁止する人物のリストに追加することを検討していると述べた。

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