4月には一般市民へのワクチン接種開始も、ファウチ所長が見通し示す 米

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シカゴのレストランの店内で食事を楽しむ人々。米国の一部の地域では新型コロナの感染状況が改善し制限を緩め始めている=1月27日/Charles Rex Arbogast/AP

シカゴのレストランの店内で食事を楽しむ人々。米国の一部の地域では新型コロナの感染状況が改善し制限を緩め始めている=1月27日/Charles Rex Arbogast/AP

(CNN) ファウチ米国立アレルギー感染症研究所長は11日、現在医療関係者や高齢者などを対象に行われている新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、4月までにはすべての市民が接種を受けられるようになる可能性があるとの見通しを示した。また、夏の中旬から終わりまでには大半の米国民が接種を受けられるだろうとも述べた。

ファウチ氏は米NBCテレビの番組で、3月から4月に向けてワクチン接種のペースは上がると予想していると発言。日々入手可能なワクチンの量は増え、4月末までには薬局や地域のワクチンセンター、移動式の設備などが接種ペースの向上に貢献することを「ほぼ確信している」と述べた。

接種の対象は優先接種の人々だけではなく、4月に入るころには「事実上、どのカテゴリーに入るどんな人もワクチンを受けられるようになる可能性がある」と述べた。

ファウチ氏は同日、米報道機関のプロパブリカに対し、9月までには子どもに対するワクチンが承認される可能性があるとも述べた。

現在米国でワクチンを供給しているファイザーとモデルナの2社とも、子どもを対象とした臨床試験を始めている。

米疾病対策センター(CDC)のデータによると、11日午前の時点で米国で1回以上ワクチン接種を受けた人数は3470万人を超えた。2回目の接種まで完了した人は1110万人あまり。

昨年12月14日の開始以来、ワクチン接種のペースは毎週上がっている。11日時点のCDCのデータをCNNが分析したところによると、過去7日間の1日の平均接種回数は160万回に迫っている。

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