米テキサス州、880万人が水道サービスに問題 悪天候後の停電で
(CNN) 米南部テキサス州で住民の約3分の1が依然として水道サービスを受けられない状態に陥っている。テキサス州では寒波によって停電が発生し、公共の水道システムに影響が出ている。
テキサス州当局によれば、1200を超える水道システムで不具合の報告が上がっており、多くが水道水の煮沸勧告につながっている。21日午後7時の時点で影響を受けている住民は880万人超とテキサス州の人口2900万人の約3分の1にのぼる。
停電の過半数が復旧し、水道サービスの不具合の数もだんだんと減ってきている。
ヒューストン市は21日午後、煮沸勧告を解除した。当局に提出した水質検査の結果が全ての基準を満たし、飲んでも安全だと確認されたとしている。
水道サービスの不具合は、大規模な停電で広がった影響の一部に過ぎない。人々は凍えるような寒さの家屋や車内での睡眠を余儀なくされているほか、治療をあきらめたり、トイレを流すのに溶けた雪を使ったりしている。
気温が上昇し、電気も復旧していくらかの安心感ももたらされているが、多くの人々が依然として清潔な水が利用できず、配管の破裂などで損傷した屋内にとどまっている。