米フェデックス銃乱射、容疑者特定 以前に暴力事件の可能性警告
(CNN) 米インディアナ州インディアナポリスにある米物流大手フェデックスの施設で起きた銃乱射事件で、容疑者の男は施設の元従業員だったことが分かった。複数の捜査当局筋によると、男は事件前から当局に知られた存在で、暴力事件を起こす可能性について警告が寄せられたこともあったという。
地元警察幹部によると、男はブランドン・ホール容疑者(19)。直近では2020年にこの施設で雇われていた。
ホール容疑者の名前は事件前の2つの捜査報告書に登場し、このうち昨年の事案では銃が押収されたという。
フェデックスの広報担当は16日、CNNの取材に「実行犯が施設の元従業員であることは確認できる」と述べたものの、名前の公表は控え、詳細は地元警察に問い合わせるよう求めた。
事件では15日夜、銃撃犯がインディアナポリスの主要空港付近にあるフェデックスの施設内外で発砲し、警察によると8人が死亡、数人が負傷した。男は自殺した。米国内の銃撃事件としては、3月22日にコロラド州のスーパーで10人が死亡した事件以来の規模となった。
犯行動機については捜査員が調べを進めている。