社員のワクチン接種、「有給休暇扱いを」 バイデン米大統領

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米国のバイデン大統領。従業員が新型コロナウイルスワクチンを接種する際には有給休暇扱いにするよう呼び掛けた/Pool

米国のバイデン大統領。従業員が新型コロナウイルスワクチンを接種する際には有給休暇扱いにするよう呼び掛けた/Pool

(CNN) バイデン米大統領は25日までに、企業社員らが新型コロナウイルスワクチンを接種する際、当日などを有給休暇扱いにするよう経営者に要請した。人件費での負担は税額控除で相殺出来ると説いた。

大統領はホワイトハウスで、ワクチン接種の重点は労働力を提供する成人へ移ろうとしているが、多くの米国人から接種のための休みを取得出来る余裕がないとの悩みを聞いたと指摘。

また、接種後に少しでも体調を崩したからといって1日の仕事をやめる余裕もないとの実情も聞かされたとした。

その上で、働く米国民がワクチン接種という愛国的な務めを果たしながら給料から1ドル(約108円)も削られることがあってはならないと強調。接種を社員に促し報奨制度も用意している米スーパーマーケットチェーン大手「クローガー」を含めた2社にも言及した。クローガーでは接種に100ドルを支給している。

バイデン氏は接種に必要な有給休暇を付与する政策が500人以下の従業員を持つ中小企業に犠牲を強いてはならないとも主張。内国歳入庁(IRS)が今後、企業の人件費での負担を相殺出来る税制面での方途を明示するだろうとも述べた。

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