丸腰の男性、保安官代理に撃たれ重傷 自宅まで送ってもらった1時間後 米
バージニア州警察の発表によると、発砲事件が起きたのは現地時間の21日午前3時20分ごろ。保安官代理がブラウンさんを車で自宅まで送った約50分後だった。
保安官代理は「家庭内事案」の通報を受けて、ブラウンさんの自宅に駆け付けた。
911に電話をかけたブラウンさんは、兄弟の1人と口論していた。ブラウンさんがこの兄弟に銃を要求して兄弟が拒む場面もあり、ブラウンさんは通信指令係に、兄弟を殺してやると言っていた。
銃を持っているのかと尋ねられたブラウンさんは、肯定したり否定したりしていた。やがてブラウンさんが家の外に出るとサイレンの音が聞こえ、通信指令係はブラウンさんに「手を挙げなさい」と指示している。
現場に到着した保安官代理のボディーカメラはブラウンさんの方に向いていなかったが、道路にいるブラウンさんを保安官代理が見つけた様子が映っていた。車から降りた保安官代理はブラウンさんに対し、両手を見せて銃を捨てろと繰り返し、「彼は銃を自分の頭に向けている」と言って「銃を捨てろ」「こっちへ来るな」と叫び続け、続いて数発の銃声が聞こえた。
保安官代理は銃を捨てろと言い続けた後、ブラウンさんの応急措置をしていた。ブラウンさんの姿はぼやけてよく見えなかった。
家族の弁護士は24日、ブラウンさんが10回撃たれていたことが医療記録から分かったと話している。