バイデン氏が初の施政方針演説、5つのポイント

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マダム・スピーカー(議長閣下)、マダム・バイス・プレジデント(副大統領閣下)と呼びかけるバイデン氏/POOL

マダム・スピーカー(議長閣下)、マダム・バイス・プレジデント(副大統領閣下)と呼びかけるバイデン氏/POOL

象徴的な出来事

大統領の施政方針演説は1年間で最も見られるテレビ演説だが、今回は象徴的な出来事が目に見える形で印象に残った。

新型コロナの影響で議場の様子が大きく変わったほか、副大統領と下院議長の席に座ったのが2人とも女性だった点は歴史的だった。

バイデン氏は演説の冒頭、「マダム・スピーカー(議長閣下)。マダム・バイスプレジデント(副大統領閣下)。今までだれもこうした言葉をこの演壇から発することはなかった。今がそのときだ」と語った。

また演説の場となった下院議場は、今年1月6日の暴徒乱入事件を思い起こさせた。

バイデン氏は「我々は今日ここに集まっているが、議事堂を襲った暴徒の映像がまだ鮮明に心の中に残っている。生命が危機にさらされ、失われた」「反乱は我々の民主主義が生き残れるかの試練であり、存在をかけた危機だった。そして民主主義は生き残った」と語った。

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