ハワイではマスク着用の義務化を維持、知事表明
(CNN) 米ハワイ州のイゲ知事(民主党)は15日までに、州内の屋内施設で義務化されている新型コロナウイルス予防策のマスク着用は今後も維持されるとの方針を明らかにした。
米疾病対策センター(CDC)が最近、ワクチン接種を終えた人は屋内で原則的にマスク未着用も可能とした指針改定を受けたもの。
ハワイでは屋内の公共空間の全てや集まった人々が一定の物理的な対人距離を確保していない屋外の場所でマスク装着が求められている。
同知事は、ワクチン接種をまだ受けていない住民らがCDCの指針改定を契機に他人を危険な状態にさらし得ることを懸念。「誰が接種を受け、誰が受けていないのかを見極めるのは困難」とも説いた。
知事はまた、ワクチン接種を証明出来る現実的な方途が見つかった場合、マスク着用の義務化を変更する可能性はあるが、その方途をまだ見出せていないと指摘。
州の住民のワクチン接種率が高まれば義務化を再検討する余地も出てくるとしたが、その場合の接種率の程度については具体的に触れなかった。