米ホワイトハウス、独立記念日に数千人招待 「新型コロナからの独立」祝う
(CNN) 米ホワイトハウスが米国の独立記念日にあたる7月4日に、命や暮らしを守る仕事に従事するエッセンシャルワーカーや軍人の家族ら数千人を招待し、「新型コロナウイルスからの独立」を祝う計画であることがわかった。ホワイトハウス当局者が明らかにした。
独立記念日の集まりは、バイデン大統領が誕生してからホワイトハウスで対面形式で行われるイベントとしては最大規模のものとなる見通し。米国では新型コロナウイルスの流行抑止に向けた措置の解除が進んでいる。
ホワイトハウスは州や地元当局に対し、新型コロナウイルスとの闘いで米国が見せた進展を祝福する催しを開催するよう呼び掛けている。米国では12歳以上の50%以上がワクチン接種を終えた。学校では対面式の事業が再開し、実業界ではフル稼働に向かって動いている。
連邦議会議事堂前の緑地帯「ナショナル・モール」も花火のために開放され、人混みが予想される。
しかし、米国では15日、新型コロナウイルスによる死者数が60万人を超えた。バイデン大統領は今年2月、死者が50万人を超えたことを受けて、追悼式典を開催していた。
バイデン大統領は3月、ワクチン接種が進めば、独立記念日は家族や友人と少人数で集まって祝うことができるようになるだろうと期待を示していた。
しかし、バイデン政権は残りの人口に対してワクチン接種を行うという難しい闘いに直面している。バイデン大統領は7月4日までに米国人の成人70%が少なくとも1回ワクチン接種を行うという目標を掲げている。
米疾病対策センター(CDC)によれば、この目標に達した州は14州にとどまる。7日間平均のワクチン接種人数は1日あたり約110万人と、このペースでいくとバイデン大統領の目標は達成できない見通しとなっている。