米、コロナワクチン開発から治療薬確保へ 3300億円投入
(CNN) バイデン米政権は20日までに、新型コロナウイルスの治療薬の開発に約30億ドル(約3300億円)を投じると発表した。
資金はコロナ禍への対応で議会で可決した経済対策法案から充てる。米国のコロナ対策は、発症など防ぐワクチン開発から治療薬の確保への新たな段階に移ることを意味する。
ファウチ大統領首席医療顧問(米国立アレルギー感染症研究所長)は米ホワイトハウスの新型コロナ対策チームによる記者会見で、ワクチンは新型コロナと戦う中心的な武器だが、治療薬も重要な補完的な役割を担うと強調。
治療薬は特に、ワクチンが予防効果をもたらさない可能性がある個人への大きな感染リスクを阻止し得ることが期待されると述べた。
ワクチン投与を受けても少なくとも初期段階で予想された抑制的な反応が生じない多数の事例を承知しているとも補足した。