米集合住宅崩壊、死者28人に 残存部分の解体で捜索加速

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爆破処理で残存部分も解体されたコンドミニアム=4日夜/Giorgio Viera/AFP/Getty Images

爆破処理で残存部分も解体されたコンドミニアム=4日夜/Giorgio Viera/AFP/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州マイアミデード郡のコンドミニアム崩壊現場で、5日夜までに28人の死亡が確認された。建物の残存部分が4日夜に解体され、同深夜0時ごろから捜索活動が再開されている。

郡トップのダニエラ・レビン・カバ氏は5日夜の記者会見で、がれきの中から28人目の遺体が収容され、残る行方不明者は117人になったと述べた。これに先立つ会見では、捜索再開後に3人の遺体を収容したと発表していた。

現場では熱帯暴風雨「エルサ」の接近を前に、捜索チームの安全を確保する必要性や残存部分が崩壊する危険性を指摘する声が高まっていた。同氏によると、解体作業は予定通りに完了し、それまで危険で近づけなかった区域の捜索が可能になった。

地元サーフサイド市のバーケット市長も5日夜、がれきが崩落する危険性が排除されて重機も必要な区域に入れるようになり、大規模な捜索チームがフル稼働していると指摘。加速した捜索活動は、全員が発見されるまで24時間態勢で続くと述べた。

現場はエルサの予報円から外れたものの、依然として雨などの影響が予想される。

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