火災跡の民家で親族の男が発砲、警官が射殺 米テキサス州
(CNN) 米南部テキサス州サンアントニオで起きた民家の火災で、現場にいた親族の男が住人と報道陣に向かって発砲した。男はさらに警官らを撃とうとして、応戦した警官に射殺された。
当局によると、男は20代で、焼けた民家の住人のおいにあたる。CNN提携局の取材班が火災現場に到着した時、焼け跡を掘り返していた。
サンアントニオ警察の責任者によると、取材班が住人一家にインタビューしている間に、男はけん銃2丁を持ち出し、何度も発砲した。取材班と住人らはその場から逃げ出し、男は別の家へ走り込んだ。
警官らがこの家の人々を外へ逃がし、男が家の裏へ出たすきに内側から鍵を掛けた。男を締め出して拘束する作戦だったが、男は網戸越しに中の警官らを見て再び発砲を始めた。警官5人が応戦し、男は裏庭で死亡した。
当局が詳しい状況を調べる間、警官らは現場の職務から外されているという。
現地の消防当局は民家の火災について、不審火との見方を示している。