米共和党上院議員、気候変動は「でたらめ」
(CNN) 米中西部ウィスコンシン州で先月開かれた共和党の集まりで、同党のロン・ジョンソン上院議員が「気候変動はでたらめだ」と断言していたことが分かった。ジョンソン氏は温室効果ガスによる気候変動に懐疑的な発言を繰り返す一方、否定論者ではないと主張してきた。
ジョンソン氏が先月初め、女性党員らの昼食会で語った映像を、CNNの調査班が入手した。
同氏はこの中で「皆さんはどうか知らないが、私は(気気候変動否定論で知られる英国の保守党政治家)モンクトン卿の言う通り、気候変動はでたらめだと思う」と発言している。「でたらめ」の部分は声に出さず、口だけを動かした。
同氏はまた、科学者が著書の中で気候変動を否定する例が増えていると主張し、米国がこの問題を重視するのは自分の首を絞める「自傷行為」だと言い放った。
さらに、メディアや民主党は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と気候変動を取り上げることで人々の恐怖をあおる作戦だという主張も展開した。
CNNに寄せた声明では、「私の発言は一貫している。気候変動に関して私は否定論者ではなく、人騒がせな主張もしない」と述べ、気候は常に変動するものだと強調している。