空港での銃器押収、独立記念日の週末だけで70丁 TSA発表

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米国の空港で押収された銃器が、独立記念日の週末だけで70丁に達した/Joe Raedle/Getty Images

米国の空港で押収された銃器が、独立記念日の週末だけで70丁に達した/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米運輸保安庁(TSA)が空港の保安検査で押収した銃器の数は、4日の米独立記念日の週末だけで計70丁に及んだことが分かった。

TSAの報道担当者によると、今年1~6月に保安検査で見つかった銃器は約3000丁と、パンデミックで旅客数が激減した昨年1年間の合計3257丁に迫った。パンデミック前の2019年は4432丁だった。

独立記念日の週末に見つかった70丁のうち、60丁は弾丸が込められた状態だった。銃のほかに爆竹13本を手荷物に入れていた例、指にはめる金属製の武器ナックルダスターや手おのなどを持ち込もうとした例もあった。

銃器の押収はパンデミック中に急増した。航空機を利用する機会が限られる一方で、初めての利用者や久しぶりの搭乗者による不注意が目立ったという。

連邦法では、銃器を機内へ持ち込まず、申告したうえで預け入れ荷物とするよう定められている。弾丸を抜いてハードケースに入れ、施錠する必要がある。

TSAによると、弾丸が込められていない銃を機内に持ち込んだ場合は最大2475ドル(約27万円)、弾丸が入った銃を初めて持ち込んだ場合は最大1万ドル(約110万円)の罰金が科され、さらに刑事罰に問われる。

旅客数が回復し始めるなか、検査所で銃器が見つかるとほかの乗客の検査が遅れるなどの影響も出る。TSAは荷造りの段階で十分注意するよう呼び掛けている。

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