米フロリダ集合住宅崩落、死者90人に
(CNN) 米フロリダ州サーフサイドの集合住宅崩落で11日までに確認された死者の人数は90人となった。当局者が記者会見で明らかにした。
地元マイアミデード郡のトップ、ダニエラ・レビン・カバ氏は、犠牲者71人の身元が判明して近親者に連絡を取ったと明らかにした。同氏によると、これまでに217人の所在が確認され、31人が依然行方不明とみられる。
生存者の捜索・救助から遺体の収容へと作業の主眼が移ったことで犠牲者の収容がより早く進んでいる。レビン・カバ氏は、作業チームが素晴らしい進捗(しんちょく)を示しており、10日時点で6350トン以上のコンクリートやがれきを撤去したと述べた。
マイアミデード郡当局によれば、7月6~9日に収容された遺体10人の身元が判明した。
サーフサイドのチャールズ・バーケット市長は記者団に対し、収容作業は依然として慎重を要するものだと述べた。バーケット市長は「がれきの中から壊れていないワインボトルが見つかることさえあり、それらも回収した」と明らかにした。
バーケット市長によれば、指輪など私物の収容も続いている。こうした品々は保管場所に移され、分類と写真撮影が行われ、遺族のために保管されるという。