米、タリバーンへの空爆を継続 アフガン軍支援へ
(CNN) 米中央軍のマッケンジー司令官は25日、米国がアフガニスタンの反政府勢力タリバーンと戦うアフガン軍を支援するための空爆を引き続き実施すると明らかにした。
アフガニスタンでは駐留米軍の撤退が始まってから数日後にタリバーンによる襲撃が相次ぎ、ここ数カ月は全土で衝突が急増している。
マッケンジー司令官はアフガン首都カブールで記者団に対し、「米国は過去数日間、アフガン軍を支援するための空爆を増やしている。もし、タリバーンが攻撃を続けるようなら、今後数週間、この高い水準を維持するための準備ができている」と述べた。
マッケンジー司令官はアフガン政府にとっては厳しい日々が待ち受けていることを認めた。
マッケンジー司令官はまた、「タリバーンの勝利は必然的なものではない」とし、米軍は、8月31日に予定されている駐留米軍の撤退後もアフガン空軍に対する後方支援を継続すると述べた。
複数の国防当局者によれば、米軍は22日にカンダハル州でアフガン軍の支援のために2度にわたって空爆を実施した。当局者によると、直近の4回の攻撃のうち3回は、奪われた装備を標的とした。