正体不明の「ジェットパック男」、空港付近の空にまた出現? 米ロサンゼルス
(CNN) 米ロサンゼルス国際空港の近くで、上空を飛ぶ「ジェットパック男」の目撃情報があり、管制塔がパイロットに警戒を呼びかけた。
CNNが入手した交信記録によると、管制官は「警戒してください。ジェット男が戻ってきました」と伝え、「見つけたら教えてください」と呼びかけていた。
米連邦航空局(FAA)の広報によれば、ボーイング747型機のパイロットから28日午後6時半ごろ、「ジェットパックかもしれないと思われる物体が見える」との報告があった。場所はロサンゼルス国際空港の約24キロ東部、高度は約1500メートルだった。
管制塔は周辺のパイロットに対し、十分注意するよう呼びかけた。
交信記録では管制官が「スカイウェスト3626、UFO(未確認飛行物体)を見ましたか?」と尋ね、パイロットは「探しましたがアイアンマンは見えませんでした」と答えていた。
警戒の呼びかけは同空港に向かっていた航空機数機に対して行われたが、乗員はジェットパックに乗った人物は見えなかったと報告している。
同空港付近では昨年10月にもチャイナエアラインの乗員が、約1800メートルの高度でジェットパックを着けて飛ぶ人物を目撃していた。
昨年8月には民間機2機が、ジェットパックを着けた人物を見たと報告。このうちアメリカン航空の乗員は、この人物が同機から30ヤード(約27メートル)以内の距離を飛んでいたと証言した。
この事件については米連邦捜査局(FBI)とFAAが捜査している。