コロナ入院後にワクチン接種を望む患者、「遅すぎる」と医療関係者 米
新型コロナウイルスのワクチンはウイルスへの感染を防ぎ、仮に感染した場合でも重症化を防ぐ目的で作られている。米疾病対策センター(CDC)によれば、ワクチン未接種の人が新型コロナの症状を呈した場合には、病状が回復した後でなければワクチン接種を受けられない。
保健当局者によると、急増するコロナ感染者の大部分はワクチン接種を受けていない人々だ。デルタ株が原因の感染が増え、7月17日までの2週間では推定で全体の83.2%を占めた。約1カ月前の6月19日までの2週間では31.9%だった。
CDCによると、米国の全人口のうちワクチン接種を完了した人は半数弱。流行を遅らせ、または阻止するために専門家が必要と見る水準70~85%よりはるかに低い。
ザチャースキー氏は、ワクチン接種を受けられるのに受けていない人に対し、接種すべきだと勧めている。
「皆に本当に理解してほしいのは、我々はあなたを助けるために、あなたの助けが必要だということだ」(ザチャースキー氏)