コロナ起源、米調査機関が90日間の調査終了 非機密情報開示は数日後か
(CNN) バイデン米大統領が情報機関に新型コロナウイルスの起源を調査するよう指示を出してから90日が経過した。ただ一般の人々が非機密化された結果報告の内容を目にするのはまだ数日先のことになるかもしれない。
今年5月、バイデン氏は情報機関に対し、新型コロナ感染拡大の起源について、研究所から流出した可能性を含め「一層力を入れて」調査するよう命令。90日で結果を報告するよう求めた。数カ月にわたる取り組みを経て、調査は24日に終了した。
バイデン氏は同日、報告の中身について説明を受けた。2人の政権当局者がCNNに明らかにした。
ただ情報機関のあらゆる部局は、新型コロナの起源が研究所での事故による流出なのか、あるいは自然界で発生したものなのか、十分な確信を持てていなかった。20日の時点でもなお、一方の説からもう一方の説へ見解が変わったと、手続きに詳しい関係者がCNNに明らかにした。
それでもホワイトハウスとヘインズ国家情報長官は、期限を守ることに強くこだわったという。
情報機関は現在、一般公開可能な非機密化された報告の要約の準備を進めている。この数日のうちに議員らが調査結果の説明を受け、その後で非機密化版を公表することになると、政権当局者は述べた。
ホワイトハウスのサキ報道官は23日、週内にも非機密化した報告が公開される可能性があると明らかにしていた。CNNは今月、その内容が画期的なものにはならない見通しだと報じた。バイデン氏は情報機関に対し、可能な限り多くの部分を非機密化するよう義務付けている。
サキ報道官は一般公開が可能となる日付を言明しなかったが、24日から2~3日、あるいは数日のうちに公開されるとの見通しを示した。