レイバーデーの連休、「未接種者は移動控えて」 CDC所長が呼び掛け

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ワクチン未接種者は連休中の移動を控えるようCDCの所長が呼び掛けた/Joe Raedle/Getty Images

ワクチン未接種者は連休中の移動を控えるようCDCの所長が呼び掛けた/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は31日、ホワイトハウスで開かれた新型コロナウイルス対策チームの記者会見で、6日のレイバーデー(労働者の日)を含む3連休に、ワクチンをまだ打っていない人は移動を控えてほしいと呼び掛けた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国内では1日当たり平均16万人を超える新規感染者が報告されている。感染力の強いデルタ変異株による感染拡大に学校の新学期が重なり、当局者や専門家は懸念を強めている。

ワレンスキー氏は、ワクチン接種を完了した人は気を付けて旅行に出かけてもいいとしたうえで、現在の感染状況を見ると、行くかどうかの判断にはやはり感染リスクを考慮するべきだと述べた。

CDCのデータによれば、ワクチン接種の対象となっている12歳以上の米国民のうち、接種が完了していないのは38.6%。CDCの顧問が今週示したデータによると、未接種のグループは接種済みのグループに比べ、入院のリスクが16倍にも上る。未接種者を中心とした入院患者の急増で、医療現場はひっ迫している。

CDCとイリノイ州保健当局が共同で実施し、31日に結果を発表した調査では、未接種者が大勢集まることによる感染拡大のリスクが改めて浮き彫りになった。、同州で6月にワクチン接種や検査、マスク着用などの条件なしで開催された2件の合宿イベントに関連して、今月までに180人の感染が確認されたという。

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