米高校で発砲、生徒1人が死亡 容疑者の捜索続く
(CNN) 米南東部ノースカロライナ州ウィンストンセーラム市の高校で1日、発砲事件が発生し、生徒1人が死亡した。当局は容疑者の行方を追っている。
フォーサイス郡の保安官事務所によると、事件は同市北西部のマウントテーバー高校で発生した。
同市警察のカトリーナ・トンプソン署長によると、同日午後0時7分に警察官が現場に派遣された。銃撃で負傷した1人の生徒に救命措置が施されたが、搬送先の病院で死亡した。
トンプソン氏によると、容疑者は同校の生徒とみられ、身柄はまだ確保されていない。
保安官事務所によると、事件後学校は封鎖され、念のため地域の多くの学校も封鎖された。他に銃撃が起きたとの情報は入っていないという。トンプソン氏によると、同日午後には封鎖が解除された。
市当局者などによると、事件後生徒らはスーパーマーケットに移動し、そこで家族と再会した。
CNN提携局WXLVは、学校周辺に多数の警察車両が出動した様子を伝えた。生徒の一人はCNNに対し、校内放送でのアナウンスがあり学校が封鎖され、約10分後にはライフル銃を持った警官が「警察だ、手を挙げろ」と叫びながらやってきたと語った。警察は生徒を学校内の別の場所に移動させた。携帯電話の所持は認められたが、カバンは置くように指示を受けたという。
クーパー州知事は事件の報告を受け、必要な支援をする準備があるとの声明を出した。
同州の高校で発砲事件が起きたのは今週2度目。8月30日にはウィルミントンの高校で生徒1人が負傷した。
教育省統計センターによると、マウントテーバー高校の生徒数は2019~20年度で1400人あまり。