音楽フェスで負傷の9歳男児、「人工的な昏睡状態」に
(CNN) 米テキサス州ヒューストンの音楽フェスティバル会場で負傷した9歳の男児は現在、脳に負った外傷の回復を促すため、人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれていることが分かった。
エズラ・ブラウント君は5日、父トレストンさんと2人で音楽フェスへ出掛けた。
祖父のバーノンさんがCNNに語ったところによると、会場ではトレストンさんがエズラ君を肩車していた。トレストンさんは群衆に押されて息ができなくなり、失神してしまった。エズラ君はトレストンさんの肩から落ちて、群衆の中に放り出された。
トレストンさんが意識を取り戻した時、エズラ君はすでに身元不明の負傷者として病院へ運ばれていた。バーノンさんによれば、エズラ君は心停止による心臓の損傷に加え、肝臓や肺にも損傷があり、脳が腫れあがった状態だという。
バーノンさんはインタビューで、音楽フェスの主催者や出演者だけでなく、ヒューストン市当局も責任を負うべきだと訴えた。
家族はエズラ君の回復を助けるため、資金調達サイト「ゴーファンドミー」で募金を立ち上げている。