コロナ救済金23億円を詐取 有罪判決の夫婦、子ども3人残し逃亡 米カリフォルニア州

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6月、裁判所の外に姿を見せた時のリチャード・アユバジャン被告/Gary Coronado/Los Angeles Times/Getty Images

6月、裁判所の外に姿を見せた時のリチャード・アユバジャン被告/Gary Coronado/Los Angeles Times/Getty Images

裁判書面や裁判で提出された証拠によると、被告らは身分を偽って死者や交換留学生などになりすまし、米政府の小規模事業者向け救済融資約150件をカリフォルニア州サンフェルナンドバレーに虚偽申請したとされる。

虚偽申請を裏付けるため、偽の身分証明書や偽造した納税申告書、給与記録なども提出していた。

夫婦とアーサー被告、および共謀者5人は、この救済金を使ってカリフォルニア州南部の3都市で豪邸を購入し、金貨やダイヤモンド、家具、高級腕時計、ハーレーダビッドソンのバイクといったぜいたく品を購入していた。

有罪を言い渡された時点で3軒の住宅や高級品、銀行口座、約45万ドルの現金などは差し押さえられた。

アユバジャン被告が首謀者だったのかどうかは不明だが、これまでに有罪が確定した8人の中で、同被告は最長の禁錮17年を言い渡された。残る7人は6年以下の禁錮で、弟のアーサー被告は5年だった。

15日の判決の中で米連邦地裁のスティーブン・ウィルソン裁判官は、アユバジャン被告を「法を顧みない冷血詐欺師」と形容した。

3人の子どもは法廷で、両親とおじに対する量刑の言い渡しに立ち会った。

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