クリスマスマーケット、今年も新型コロナで中止に 独ミュンヘン
(CNN) ドイツ南部ミュンヘン市は、毎年恒例のイベント「クリスマスマーケット」について、新型コロナウイルスの国内での流行を受け、昨年に続いて今年も中止すると発表した。同市のライター市長が明らかにした。
ライター市長は、クリスマスマーケットの中止以外の選択肢が残されていなかったと述べた。ミュンヘンでのクリスマスマーケットには通常、毎年約300万人が集まる。ドイツは新型コロナウイルスの感染件数が過去最多を記録するなど封じ込めに苦慮している。
クリスマスマーケットは市の中心部にあるマリエン広場で行われ、歴史は14世紀にさかのぼる。11月22日から12月24日まで行われた後、12月27日に再開して、来年1月9日に終了する予定となっていた。
ドイツでは新型コロナウイルスの流行以降で初めて、1日あたりの感染件数が5万件を超えている。ミュンヘン市があるバイエルン州は特に打撃を受けており、ロベルト・コッホ研究所(RKI)によれば、10万人あたりの感染件数は7日間平均で554.2件となっている。
ドイツでは毎年、約2500のクリスマスマーケットが開催されており、ミュンヘン以外にもニュルンベルクやベルリン、シュツットガルトのマーケットが有名。