米海軍「SEAL」第8チームの指揮官、訓練中の事故で死亡
(CNN) 米海軍特殊部隊「SEAL」の第8チームの指揮官が、バージニア州バージニアビーチでの先週末の訓練中に負ったけがが原因で死亡したことが分かった。海軍が明らかにした。
海軍の8日の声明によると、ブライアン・ブルジョワー中佐(43)は同州ノーフォークの病院で7日に死亡した。
事故は現在調査中だが、初期段階の情報によると、4日の「ファストロープ訓練」の際に事故が発生したことが示されているという。この訓練ではヘリコプターなどからロープをつたって素早く降下する練習を行う。
海軍特殊戦コマンドの指揮官を務めるH・W・ハワード3世少将は声明で、ブルジョワー氏の遺族に弔意を示し、子ども含めた遺族を生涯にわたってサポートすると表明した。
さらに「ブライアンは最高のリーダーの1人であり、軍を機能させる全ての資質を備えていた」「彼が残したものは、彼が共に従軍し、統率し、指導したチームの仲間に受け継がれる」と述べた。
海軍によると、事故調査の結果は「適切な時期」に公表される見通し。
ブルジョワー氏は2001年5月、海軍兵学校から将校に任官した。20年以上にわたる軍でのキャリアの中で、青銅星章など数々の勲章や賞を授与されていた。妻と5人の息子がいる。