ファイザー製ワクチンの追加接種、16~17歳も対象に 米

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ワクチン接種を受けた13歳の少年がバンドエイドを見せる様子=21年6月5日、ニューヨーク市/Scott Heins/Getty Images

ワクチン接種を受けた13歳の少年がバンドエイドを見せる様子=21年6月5日、ニューヨーク市/Scott Heins/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は9日、米ファイザーと独ビオンテックの開発した新型コロナウイルスワクチンを16~17歳の子どもに追加接種する許可を出した。米疾病対策センター(CDC)もこの追加接種を推奨した。

米国で16~17歳に追加接種が認められるのは初となる。

成人と同様、ファイザー製ワクチンの2回目の接種後6カ月を経過した人が対象となる。これで成人1億4100万人に加え、新たに約260万人が追加接種の対象者となる。

FDAの生物製剤評価・研究センターのマークス所長は「ワクチンの便益が潜在的なリスクを明らかに上回ることが示されている」と説明し、「新たな証拠から、ワクチンの有効性はすべての成人と16~17歳の年齢層で、2回目の接種後に減退することが示唆されている」とも語った。

CDCのワレンスキー所長は声明で「オミクロン株に対するすべての答えは出ていないが、当初のデータからは追加接種がオミクロン株や他の変異株に対する防御を拡大、強化する助けとなることが示唆される」と述べ、16歳以上への追加接種を強く推奨した。

ファイザー製ワクチンは5歳以上に接種の許可が出ているが、これまでは成人だけが追加接種の対象者だった。

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