米議会、政府債務上限の2.5兆ドル引き上げを可決

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米連邦議会が、政府債務の上限を2.5兆ドル引き上げる法案を上下両院で可決した/Drew Angerer/Getty Images

米連邦議会が、政府債務の上限を2.5兆ドル引き上げる法案を上下両院で可決した/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米連邦政府債務の法定上限を2.5兆ドル(約280兆円)引き上げる法案が、14日に上院、15日未明に下院で可決され、バイデン大統領の署名で成立する見通しとなった。

採決は上院が50対49、下院が221対209の賛成多数で、野党共和党からは下院議員1人だけが賛成した。

イエレン財務長官は、政府の債務が15日には上限に達し、米国債が史上初のデフォルト(債務不履行)に陥る恐れもあると警告していた。

与野党の指導部はこの事態を回避するべきとの考えで一致していたが、共和党は与党民主党が債務膨張の責任を取って上限を引き上げるべきだと主張。これを受けて議会では先週、民主党が単独で引き上げることを可能にする臨時の手続きが可決されていた。

引き上げ幅は来年の中間選挙を経て、2023年までの資金をまかなえる額となることが事前に予想されていた。民主党の上院トップ、シューマー院内総務も14日、23年にかけて適用できる水準まで引き上げると予告していた。

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