米加州アパートのバルコニー崩落、重傷のアイルランド人女性が死去

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2016年、カリフォルニア州議会での審議を聴くイーファ・ベアリーさん(中央)/Darcy Costello/AP

2016年、カリフォルニア州議会での審議を聴くイーファ・ベアリーさん(中央)/Darcy Costello/AP

(CNN) 米カリフォルニア州バークリーで2015年、アパートのバルコニーが崩落し、アイルランド人学生ら6人が死亡した事故で、重傷を負っていた同国ダブリン出身の女性が1日に死去した。27歳だった。

訃報(ふほう)によると、イーファ・ベアリーさんはけがと勇敢に闘った末、安らかに息を引き取ったという。

バルコニー崩落事故では、ベアリーさんの21歳の誕生日を祝っていた同い年のアイルランド人学生5人と、22歳のアイルランド系米国人が死亡し、ベアリーさん本人を含む7人が負傷した。

ダブリンにあるベアリーさんの母校も訃報を確認し、遺族らに弔意を表した。

ベアリーさんらは当時、実務研修プログラムで夏の間、米国に滞在していた。

アパートは築10年未満だったが、崩落事故についての調査では、バルコニーの劣化が進んでいたことが判明した。

ベアリーさんは当時、脳に重度の損傷を負ったほか骨折や内臓損傷が認められ、心臓の開胸手術も受けた。16年には、カリフォルニア州議会で審議された建設業界の透明性を強化する法案の公聴会で証言した。

崩落事故は刑事裁判には至らなかったが、遺族らはアパートの建設や管理にかかわる企業の一部と和解に達していた。

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