住宅が海にのまれて倒壊、海面上昇でビーチ浸食進む 米ノースカロライナ州

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米ノースカロライナ州ハッテラス岬国立海岸の住宅/Cape Hatteras National Seashore/NPS

米ノースカロライナ州ハッテラス岬国立海岸の住宅/Cape Hatteras National Seashore/NPS

(CNN) 米国立公園局は9日、ノースカロライナ州ロザンダの海辺に建てられていた住宅が、海上に崩れ落ちたと発表した。同地では潮位の高まりや海面の上昇に伴い、海岸の浸食が進んでいる。

ロザンダは、ノースカロライナ州の海岸沿いに細長く延びたアウターバンクスと呼ばれる半島にある。ここ数日は、海上からの風が続いて満潮時の潮位が普段よりもやや高い状態が続いていた。

地元メディアによると、ロザンダでは過去にも住宅が海にのまれる被害が発生していた。2012年にはハリケーン「サンディ」で被災した住宅が海上に崩れ落ち、20年には別の住宅が押し流されて、アウターバンクスの海岸線一帯に残骸が漂着した。

国立公園局は20年、高潮やハリケーンの被害が増えたとして、ロザンダの南部にあるキャンプ場を移転させる計画を発表。当時フェイスブックで「20年前、キャビンと満潮の間には300フィート(約90メートル)以上のビーチと砂丘があった。現在は48フィート(約14.6メートル)の平らな砂浜になった」と説明していた。

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