大雪で6日間立ち往生の女性、ヨーグルトと雪で生き延びる 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州北東部のラッセン郡の森で6日間立ち往生していた女性が、ヨーグルト6パックと雪を食べて生き延びた。同郡保安官事務所が発表した。
発表によると、ジャスティン・ロニックさんとシーナ・ガレットさんは14日にリトルバレーの自宅に戻る途中、ラッセン郡の人里離れた場所で雪のために身動きが取れなくなった。2人は車の中で一晩過ごしたが、朝になってバッテリーがあがり、歩いて幹線道路に戻ろうとした。
ガレットさんは次第に遅れを取り、2人は大雪の中で離れ離れになってしまった。ロニックさんはガレットさんのために戻ろうとしたが、大雪でガレットさんを見つけることができなかったという。
ロニックさんはヒッチハイクして17日にラッセン郡スーザンビルに到着し、ガレットさんが立ち往生していることを当局に知らせた。
悪天候とロニックさんが土地に不慣れなこともあって捜索活動は難航したが、20日午後3時ごろ、保安官事務所の巡査部長が2人が乗っていた車を発見した。巡査部長が到着するとガレットさんはすぐに車から出てきた。「とても感情的になっていたが、身体的には大丈夫だった」という。
ガレットさんは足止めされていた6日間、ヨーグルトを6パック食べ、水がなかったため雪を食べた。ガレットさんは数日前に捜索のカリフォルニア州ハイウェーパトロールのヘリコプターを見たと語ったが、その地域は木に覆われているため、発見できなかった。