トランプ氏の弁護士の携帯電話、FBI捜査員が押収
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)が先週、トランプ前大統領の弁護士のジョン・イーストマン氏から携帯電話を押収していたことが分かった。同弁護士が新たに裁判所に提出した文書で明らかにした。
イーストマン氏はニューメキシコ州の連邦裁判所に提出した文書の中で当該の捜査押収について説明。不適切な措置だと主張した。
その内容によれば、6人ほどの捜査員がニューメキシコ州で同氏に近づいてきた。同氏がレストランで妻、友人1人と夕食を取り、店外へ出たところだった。捜査員は同氏のスマートフォンを使って同氏の電子メールアカウントにアクセスしたという。
イーストマン氏の通信記録は、連邦議会議事堂襲撃事件に関して司法省が進める大規模捜査の対象の一部となっている。
イーストマン氏は、捜査員が自身に対しスマートフォンのロック解除を「強制」したと訴えている。同氏の提出文書に含まれる差し押さえ令状の記述によれば、捜査員が押収したあらゆる電子機器はワシントンか、バージニア州北部にある司法省監察官の法医学研究所に送付されることになっている。
イーストマン氏は連邦判事に対し、司法省に自らの所持品を返却させたうえで入手したデータを破壊するよう求めている。さらに捜査員が当該のスマートフォンに近づくのも阻止するよう要求している。
上記の捜査押収が起きた同日には、連邦捜査員が元司法省職員のジェフリー・クラーク氏の自宅を強制捜査した。クラーク氏は大統領選で不正があったとするトランプ氏の陰謀論に同調していた。