米最高裁前で中絶の権利訴えるデモ、民主党議員を拘束 オカシオコルテス議員ら
(CNN) 米連邦最高裁前で19日午後、人工妊娠中絶の権利を訴える抗議デモが行われ、十数人の民主党議員が拘束された。
議員らは「屈しない」と書かれた緑の布を身に着け、連邦議会から最高裁まで行進した。中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を覆す意見書の草稿がリークされて以降、最高裁の周囲にはフェンスが張り巡らされている。
議員らの到着から数分後、警察はデモの中止を命令。だが、議員らは道路に座り込み、「団結すれば国民が分断されることはない」とのスローガンを唱えながら警官によって一人ずつ連行された。
座り込み抗議を行ったアレクサンドリア・オカシオコルテス議員(中央)/Kent Nishimura/Los Angeles Times/Getty Images
議会警察はツイッターで、デモ隊が道路をふさぎ始めたことに言及し、「交通妨害は違法であり、標準的な3回の警告を発した後に逮捕を開始する」と述べていた。
その後、議会警察は計34人を逮捕した。この中にはアレクサンドリア・オカシオコルテス、ラシダ・タリーブ、ジャッキー・スパイアー各下院議員など、連邦議会の議員16人が含まれる。