イランによるロシアへのドローン売却、兆候「なし」 米ホワイトハウス
(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は19日、米国はまだ、ロシアがイランからウクライナでの戦争に使用するためのドローン(無人機)を購入したことを示唆する情報を入手していないと述べた。
ホワイトハウスは7月に入り、イランがロシアに対して、ウクライナでの戦争に使用するため、軍事利用が可能なものも含む「数百機」のドローンを供給する可能性があると警告。イランが月内にもロシア軍に対して利用方法の訓練を開始する準備を行っているともしていた。
カービー報道官は、購入する数やドローンの能力によって状況は大きく変わると指摘。イランには致死的な能力を持つドローンを国内で製造する力があり、イラクやシリアでは米国の兵士や施設に対する攻撃で使われてきたのを目の当たりにしてきたとして、今回の件については注視し、深刻に受け止めていると語った。
CNNは先ごろ、ロシアの代表団がイラン中部にある飛行場を少なくとも2度訪問し、武器の搭載が可能なドローンの検証を行っていたと報じた。