米司法省、トランプ氏宅捜索の理由説明する宣誓供述書の公開に反対

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フロリダ州にあるトランプ前大統領の邸宅「マール・ア・ラーゴ」/Marco Bello/Reuters

フロリダ州にあるトランプ前大統領の邸宅「マール・ア・ラーゴ」/Marco Bello/Reuters

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)が先週トランプ前大統領のフロリダ州の自宅「マール・ア・ラーゴ」を家宅捜索した問題で、司法省は捜査員による宣誓供述書の詳細を公開するのに反対している。宣誓供述書は連邦裁判事に対して、捜索が必要とするのに相当な理由を説明しているとみられる。

新たな提出文書の中で司法省は、現行の犯罪捜査の重要性を明言。「高度な機密情報が絡んでいる」と強調した。

その上で、「政府の宣誓供述書をこの段階で公開すれば、証人らから今後協力を得られなくなる公算も大きい。捜査が進む中でこうした証人の助けが必要になる可能性がある」とし、情報が時期尚早かつ不適切に公開された場合の捜査へのリスクに言及した。

CNNをはじめとする各メディアは、先週の家宅捜索以降、宣誓供述書の公開を求めていた。

連邦裁判事は12日、家宅捜索の捜索令状と押収品リストを開示した。これに先駆け、司法省のトランプ氏担当弁護士がこれらの文書を開示すべきとの見方に同意していた。

捜索令状では捜査の理由として、スパイ法違反、司法妨害、政府記録の不適切な取り扱いを挙げている。押収品リストからは11組の機密文書を押収したことが明らかになった。

共和党の複数の上院議員からは、宣誓供述書を公開し、捜索を正当化するに足る理由があったのか確認できるようにすることを求める声が上がっている。

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