ハリケーンで2人死亡、「信じられない」被害 プエルトリコ
(CNN) ハリケーン「フィオナ」に直撃されたカリブ海の米自治領プエルトリコで、少なくとも2人の死亡が確認された。当局は壊滅的な洪水による被災者の救助を急いでいるが、大雨は今後も続くと予想され、救助活動は難航している。
地元当局によると、58歳の男性は自宅近くの川に流されて死亡。30代の男性は、電源が入ったままの状態でガソリンを入れようとした発電機から出火して死亡した。
プエルトリコはほぼ全島で停電が続いている。フィオナはプエルトリコに続いてドミニカ共和国に上陸した。
プエルトリコは2017年のハリケーン「マリア」で大きな被害が出ていたが、フィオナの破壊力はそれ以上かもしれないと住民は証言する。
中心都市サンフアンの住民の男性は「信じられない」と話し、「マリアの時よりも多くの人たちが家を失った。家の中の全てが洪水のために失われた」と肩を落とした。
ペドロ・ピエルルイシ知事は19日、被害の大部分は雨に関連していると説明した。
プエルトリコでは19日正午までに約1000人が救助隊によって救助された。