米下院議員の自宅前で銃撃、一家は無事 ニューヨーク州
(CNN) 米ニューヨーク州シャーリーにあるリー・ゼルディン連邦下院議員の自宅前で9日、銃撃事件があり、玄関付近で負傷者2人が見つかった。ゼルディン氏と家族は無事だった。
ゼルディン氏によると、同氏と妻はニューヨーク市ブロンクス区で開催された米祝日「コロンブスデー」のイベントに参加し、車で帰途に就いたところだった。
自宅では16歳の娘2人が宿題をしていたが、発砲音と叫び声を聞いて2階へ駆け上がり、バスルームにこもって緊急通報の電話をかけた。ゼルディン氏は「娘たちの素早く、賢明な対応を大変誇りに思う」と述べた。
負傷した2人は玄関と、その前の茂みに倒れていた。
地元警察は、ゼルディン家と無関係の銃撃だったと発表した。負傷した男性2人は地元の病院へ運ばれた。
捜査当局者がCNNに語ったところによると、道路を歩いていた男性2人が、近付いてきた車から撃たれた。2人は近くのゼルディン家に向かって走り、車は走り去った。2人とも命に別条はないという。
ゼルディ氏は来月実施されるニューヨーク州知事選の共和党候補。民主党の現職ホークル知事に対し、最近の犯罪増加を中心に批判を展開してきた。7月には選挙演説中に鋭利な凶器を持った男に襲われていた。