F35戦闘機が基地で墜落、操縦士は緊急脱出 米ユタ州
(CNN) 米ユタ州オグデンの南郊にあるヒル空軍基地で19日、F35戦闘機が墜落した。第388戦闘航空団が明らかにした。操縦士は緊急脱出して病院に搬送された。
同航空団がSNSで明らかにしたところによると、F35A「ライトニングⅡ」は現地時間午後6時15分ごろ、基地にある滑走路の北端に墜落した。地上にいる人にけが人はいなかった。
ヒル空軍基地はツイッターで「パイロットは緊急脱出後に救出され、経過観察のため地元病院に搬送された」と明らかにした。パイロットの状態に関してそれ以上の情報はない。
墜落後ヒル空軍基地からは大きな煙が上がった/Courtesy Scott Phillips
同航空団によると、墜落原因は不明。今後調査が行われるとしている。
現場からの映像には、墜落後にヒル空軍基地から大きな煙が立ち上る様子が映っている。
地元消防局のツイッター投稿によると、墜落で周囲約3.2~4ヘクタールを焼く火災が発生したが、消火作業で鎮火した。
付近の住民はCNNの取材に対し、F35が墜落する様子を目撃したとコメント。自宅で芝刈りをしていたところ、着陸態勢に入ったF35が動力を失ったような格好になり、木の下の低すぎる位置まで急に下がった。次の瞬間、炎が見えたという。
公式サイトによると、ヒル空軍基地は空軍資材コマンドの基地。人員数や敷地面積の点で空軍で2番目に大きい基地となっている。