米国務省、プーチン氏による戒厳令導入は「自暴自棄の戦略」
(CNN) ロシアのプーチン大統領が併合したと主張するウクライナの4州に対して戒厳令を敷く大統領令に署名したことについて、米国務省のパテル副報道官は19日、「自暴自棄の戦略によって強制と支配を図っている」と非難した。
国務省での会見で述べた。ロシアがこうした戦略に走ることは誰にとっても驚きではないとの認識も示した。
「事実として、ロシアはこれらの地域で求められていない。ウクライナの国民はロシアの違法な侵攻や武力によるウクライナ領の占領を拒否している」(パテル氏)
同氏はまた、クレムリン(ロシア大統領府)がいかなる行動に出ようとクリミア半島やドネツク州、ヘルソン州、ルハンスク州、ザポリージャ州はウクライナの領土だと強調。併合の主張には何の合法性もなく、国連憲章にも違反していると指摘した。