脳を蝕むアメーバで少年死亡、ミード湖で感染か 米

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米国で脳を蝕むアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に感染した少年が死亡した/Kateryna Kon/Shutterstock

米国で脳を蝕むアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に感染した少年が死亡した/Kateryna Kon/Shutterstock

(CNN) 米ネバダ州南部の保健当局は19日、脳をむしばむアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に感染した少年が死亡したと明らかにした。ネバダ州とアリゾナ州にまたがるミード湖で感染した可能性があるという。

ミード湖国立保養地の声明によると、少年は同公園のアリゾナ州側に位置するキングマン・ウォッシュ地区でネグレリア・フォーレリに遭遇した可能性がある。

当局者は死亡者の名前や正確な年齢を公表しなかったものの、18歳未満だとしている。

同公園によると、ミード湖国立保養地ではネグレリア・フォーレリへの感染による死亡例は初めて。

米疾病対策センター(CDC)によると、ネグレリア・フォーレリは温かい淡水で見つかることが多いが、感染例はまれで、2012年~21年に米国で報告された感染例はわずか31件だという。ただし、感染した場合はほぼ必ず死に至る。

CDCによれば、遊泳やダイビング、水中に頭を入れた際にネグレリア・フォーレリを含む水が鼻に入ると、感染に至る場合がある。飲み込んでも感染は起こらず、人から人へ感染が広がることもない。

今年これまでにネグレリア・フォーレリへの感染で死亡した人は少なくとも3人。川で泳いだ後に体調不良を訴えたネブラスカ州の子どもや、ビーチで感染したミズーリ州の男性の例がある。

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