米ジョージア州上院選の決選投票、各地で投票締め切り
(CNN) 米南部ジョージア州で6日、上院選の決選投票が行われ、東部時間午後7時の時点で各地の投票が締め切られた。
決選投票に臨んだのは民主党現職のラファエル・ウォーノック上院議員と共和党候補のハーシェル・ウォーカー氏。11月8日の中間選挙本選ではどちらも過半数を獲得できず、再対決となった。このときの選挙はウォーノック氏が得票率49.4%でリードし、ウォーカー氏が48.5%、リバタリアン党候補のチェース・オリバー氏が2.1%で続くという結果だった。
今回の選挙はウォーノック氏にとって2年間で4度目の選挙戦となる。同氏は2020年、ジョニー・アイザクソン元上院議員の引退に伴う補選で、共和党現職のケリー・レフラー上院議員に挑戦。当時も決選投票にもつれ込み、ウォーノック氏が翌年1月に勝利した。
この選挙でウォーナック氏と現ジョージア州選出上院議員のジョン・オソフ氏が勝利したことで、民主党は上院の多数派を握った。
今回はこの時ほどの重要性はないものの、重要な選挙であることは変わりない。民主党は既に上院議員50人にハリス副大統領の議決権を加えて上院を支配しているが、ジョージア州で勝利すれば完全な過半数を獲得する。
ウォーカー氏が共和党の候補指名を獲得した際にはトランプ前大統領の支持が追い風になったものの、決選投票の選挙戦ではトランプ氏はおおむね目立たない役割に徹した。トランプ氏が前面に出れば無党派層や郊外の女性を離反させ、重要な票を失うとの懸念が出ていた。