米下院歳入委員会、トランプ氏納税資料の公開を承認
(CNN) 米下院歳入委員会は20日、トランプ前大統領の納税申告に関する資料を「下院」に開示する申し立てを承認した。
一般市民がこうした資料を閲覧できる時期は不明。投票の結果は民主党議員24人全員が賛成、共和党議員16人全員が反対だった。
委員会は文書の個人情報を黒塗りにする予定。
開示を決めたこの会合開催までは数年を要した。来年には少数派となる下院民主党が、納税申告書の公開を巡って対応できる日数は残っていなかった。
歳入委員会が秘密扱いの納税情報を公開した先例はあるが、トランプ氏が次期大統領選への立候補を表明した今、納税資料の公開は政治的に大きな波紋を呼ぶことが予想される。
委員会は2019年春から続く法廷闘争に数週間前に勝利し、トランプ氏の納税申告書へのアクセスが認められた。リチャード・ニール委員長はトランプ氏本人の申告書6年分と同氏の関連企業8社の申告書の開示を求めていた。
情報筋によると、ニール氏と委員会幹部のケビン・ブレイディー議員は開示された情報を閲覧した。その他の委員は納税情報の少なくとも一部が見られるようになったが、全ての情報を閲覧可能かどうかは不明。