米クルーズ船が移民17人を救助 バハマ沖
(CNN) カリブ海の島国バハマ沖で米クルーズ船が漂流中の小舟を発見し、乗っていた移民17人を救助した。
米ロイヤル・カリビアンが発表したところによると、同社のクルーズ船「リバティー・オブ・ザ・シー」が14日、バハマへ向かう途中で舟を発見し、ただちに救助を開始した。
乗組員らは救助した17人を介抱し、米沿岸警備隊と共同で対応している。
舟はバハマの領海で見つかったため、同国の当局が調査を主導しているという。
クルーズ船に乗っていた女性はCNNに、船長から小舟を発見し、海洋法に基づいて必要な支援を行うとのアナウンスがあったと話した。舟の人々は手を振り、笑顔を見せていたという。
女性が撮影した動画には、しだいに近付く舟の様子が映っている。オールが2~3本と、即席の旗ざおに取り付けられた緑色のぼろきれが載っていた。
沿岸警備隊によると、救助された人々は舟がもう1隻あると話している。
移民らの出身国は発表されていないが、この海域では最近、キューバやハイチから米国を目指す舟が急増している。