FBI、昨年11月にバイデン氏の個人事務所を捜索
(CNN) 米首都ワシントンにあるバイデン大統領の個人事務所から機密文書が見つかった問題で、連邦捜査局(FBI)が昨年11月に同事務所を捜索していたことが分かった。これより前、バイデン氏の法務チームは機密文書の発見について国立公文書記録管理局(NARA)に連絡していた。
司法省当局者とこの件に詳しい情報筋が1月31日に明らかにした。
司法省当局者は、事務所の捜索に令状は用いられず、バイデン氏の法務チームの同意を得て行われたとCNNに語った。
ホワイトハウスとバイデン氏の法務チームは、FBIが1月上旬に行ったデラウェア州ウィルミントンにあるバイデン氏の自宅の捜索とは対照的に、昨年11月のFBIによる事務所捜索については情報開示していなかった。
今回FBIによる事務所捜索が明らかになったことで、バイデン氏の機密文書取り扱いに関する政府の調査について、ホワイトハウスとバイデン氏の法務チームが情報を十分に提供しているか、さらなる疑念を引き起こしている。調査は現在、特別検察官ロバート・ハー氏の下で行われている。
司法省当局者によると、個人事務所の捜索は司法省が1月上旬に発表した時系列表で説明したFBIの「評価」の一部だったという。ガーランド司法長官は1月上旬に調査の付託を受けた際、「機密情報が連邦法に違反して誤って取り扱われたかどうかを理解するために、FBIが11月9日に標準的な手順で評価を開始した」と述べた。
FBIによる事務所捜索のニュースは米CBSテレビが最初に報じた。
1月上旬に行われた13時間近くに及ぶFBIによるバイデン氏の自宅捜索もバイデン氏の弁護士の同意を得て行われたと、この問題について説明を受けた人物は述べた。