夫を失った悲しみ題材に絵本を出版した妻、夫殺害の容疑で逮捕 米ユタ州
エリックさんが死亡する数週間前、リチンズ容疑者は自宅でバレンタインデーのディナーを用意した。エリックさんはこのディナーの直後にひどく気分が悪くなり、妻が自分を毒殺しようとしているらしいと友人に打ち明けていたという。
解剖や毒物検査の結果、エリックさんはフェンタニルの過剰摂取が原因で死亡したことが分かった。体内からは、致死量の約5倍のフェンタニルが検出された。
捜査当局は捜索令状を取り、リチンズ容疑者のスマートフォンや自宅のコンピューターを押収。リチンズ容疑者が、フェンタニルの売人だったとされるC.L.と連絡を取り合っていたことが分かった。
調べに対してC.L.は、2021年12月~22年2月にかけて複数回にわたり、リチンズ容疑者に頼まれて鎮痛薬のヒドロコドンを売ったと話しているという。
22年3月4日、警察は男性が意識を失って倒れているとの通報を受け、リチンズ容疑者夫妻の自宅に駆け付けた。リチンズ容疑者が最後に薬物を入手したとされる日の6日後だった。