逮捕逃れ目的で犬と入れ替わり、運転の男を検挙 犬は無罪放免 米コロラド州
(CNN) 米コロラド州で交通取り締まりの警察に車を止められた男が、自分の代わりに飼い犬を運転席に座らせて飲酒運転による逮捕を免れるようとする出来事があった。
同州スプリングフィールド警察によると、男が運転する車は13日午後11時半ごろ、制限速度30マイル(時速約48キロ)の区画を52マイル(時速約84キロ)で走行したとして、警察に停車を命じられた。
「運転手は助手席にいた飼い犬と場所を入れ替わろうとしたが、警察官が近寄ってその一部始終を目撃した」「男はその後、助手席側から車を出て、自分は運転していなかったと主張した」。スプリングフィールド警察はフェイスブックの投稿でそう伝えている。
男は酔っていた様子で、飲んでいたのかと警察官に尋ねられると逃走し、車から20メートルほど離れたところで取り押さえられた。
男は病院に連行され、健康に問題がないことを確認した後、飲酒運転、スピード違反、逮捕に対する抵抗などの容疑で勾留された。
犬はこの男の友人に預けられた。警察は「犬は罪に問われず、警告を受けただけで釈放された」とコメントしている。