地対空ミサイル「パトリオット」、機材二つがロシアの攻撃で損傷 米当局者

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米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」=2022年3月24日、ポーランドのジェシュフ・ジャションカ空港/Stringer/Reuters

米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」=2022年3月24日、ポーランドのジェシュフ・ジャションカ空港/Stringer/Reuters

(CNN) ウクライナに配備されている米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」が16日にロシアによる攻撃を受けて損傷した事案で、パトリオットの機材二つが損傷したものの、システムは「オフラインにはならなかった」ことがわかった。米当局者が明らかにした。

ロシア軍は極超音速ミサイル「キンジャル」や巡航ミサイル「カリブル」などによる集中砲火によって、パトリオットの発電機と電子機器の一部に損傷を与えた。

米当局者3人によれば損傷は最小限で、そのうちの1人は「軽微な損傷」だと述べた。システムはロシアによる攻撃中も機能し続け、オンラインのままだったという。

米国は、ウクライナ側からパトリオットが損傷した模様だとの報告を受けて、損傷の程度を評価するために調査官を派遣した。

米当局者は引き続きパトリオットの機材がどのように損傷したのかを調べている。どの機材もロシアのミサイルなどの直撃を受けたようには見受けられないという。

落下するミサイルの破片によって機材が損傷したことが可能性の一つとして挙げられるが、当局者は他の可能性についても調査を続けている。

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